幻冬舎さんのwebメディア「あたらしい経済」にて、「エネルギーテックが生み出す、あたらしい経済」というタイトルで連載させて頂くことになりました。
幻冬舎のあたらしい経済って、どんなメディア?

あたらしい経済は、ブロックチェーンや仮想通貨など、新たに生まれ始めている経済に関する、信頼できる情報メディアを目指しているそうです。
2017年の後半から年明けにかけて、日本で仮想通貨が爆発的に広まり、20〜30代の若手層を中心に、多くの人が仮想通貨の取引を経験したと思います。
日本仮想通貨交換業協会がまとめた「仮想通貨取引についての現状報告」によれば、日本で仮想通貨の取引を行っている人は、350万人(平成30年3月時点)もいるのです。
仮想通貨が急激に普及するなかで、正しい情報だけでなく、いかにも詐欺っぽい話も含めてさまざまな情報が入り混じり、まさに玉石混合の様相を呈していました。
たとえば、仮想通貨の口座開設を促すアフィリエイト広告が急激に広まったり、また情報商材業界の方々を始め「ICO間違いない、絶対儲かるコイン」といった内容が唄われるような状況になっています。
そこで、仮想通貨やブロックチェーンといった、新しい思想、新しいテクノロジーが生み出す新しい経済について、有識者が正しい情報を伝えるメディアの必要性を感じて、編集長の設楽さんがメディアを創られたそうです。
実際のところ、これまでのインタビュー記事や連載では、「インターネットの父」である慶應義塾大学の村井先生や、メタップスの佐藤社長などの錚々たるメンバーが、良質な情報が提供しています。
また、幻冬舎という信頼できる出版社が創ったwebメディアであるという点が、読み手にとって好ましい印象を与えるでしょう。
あたらしい経済で連載するまでの経緯と、アウトプットの重要性

さて、今回のエントリーでは、なぜ僕があたらしい経済に連載させて頂くことになったのかについて、まとめておきたいと思います。
幻冬舎で編集されている方々とコネがあったかというと、まったくそうではありません。連載のきっかけはとてもシンプルで、執筆希望者向けの問い合わせフォームから問い合わせただけなのです。
ただし、これまでのライティング経験を推し量る「参考URL」という枠があったので、自身が過去に執筆した記事や創ったメディアのURLを添付しました。
- このブログ「sailing day」
- シェアリングエネルギー社のオフィシャルmedium
- 立ち上げ時にライター兼編集長(兼開発以外の全て)を担っていた、プロパンガス一括見積もりサービスenepi
おそらく、これらの実績がなければ、完全にスルーされていたと思います。
ここから言えることは、日頃からアウトプットを積み重ねていると、思わぬときに出合ったチャンスを掴み取ることができるということです。
もちろん、毎回上手くいくわけではないですが、重要なのは、打席に立ち続けて、チャンスに反応できる体制を準備しておくことだと思います。
野球にたとえれば、アウトプットは素振りのようなものです。アウトプットは、日々の仕事でパフォーマンスを発揮することでも、ブログ執筆でも、twitter更新でも、なんでも良いかと思います。
素振りを続けていると、打席に立ったときにヒットを打つ確率が高まるのと同様に、アウトプットを続けていると、チャンスに出合った際にその機会を掴み取れる確率が高まるはずです。
逆に言えば、いくらインプットばかりしていても、誰も気づいてくれないし見向きもしてくれません。良質なインプットは良質なアウトプットに繋がることは確かですが、アウトプットをしなければチャンスは掴めないのです。
アウトプットする際は、出し惜しみしない
そして、アウトプットをする際は、できるだけ出し惜しみをしない方が良いです。
一例として、僕は2018年8月現在、経済産業省委託「再エネ電力のブロックチェーンを用いた取引スキームに関する標準化調査」の委員としての活動も行っています。
この委員にオファー頂いたきっかけも、出し惜しみせずアウトプットを続けた結果、ご縁があってチャンスを頂いていたと理解しています。
委員参加の経緯は下記の通りです。
まず、僕が所属するシェアリングエネルギー社の仕事で、ある人からサービスの問い合わせを受け、その方とお会いすることになったのですが、その際、僕は自身の知識を出し惜しみせず、すべてお伝えしました。
そうすると、後日その方から、「PVTEC」というPH.D保有者が多数所属する、太陽光発電システムの技術に焦点を当てたコミュニティをご紹介頂き、PVTECの勉強会に参加することになったのです。
そして、PVTECの懇親会で、中の人と面識を持ち、後日シェアリングエネルギー社の事業概要をこれまた余すことなくお伝えしたところ、実はPVTECが「再エネ電力のブロックチェーンを用いた取引スキームに関する標準化調査」の業務を受託していたようで、委員就任のオファーを頂いた、という経緯です。
その後、PVTECでは講演というアウトプットの機会も頂き、正直なところ講演の準備が大変でやや憂鬱だったが、講演をきっかけに新たな方々と繋がることができ、協業に繋がる話も生まれつつありあます。
「アイディアが真似されるから」などと、もったいぶっていたら、このようなオファーは頂けなかったはずでした。
まとめ
今回伝えたかったことは、以下の2点です。
・アウトプットをし続けよう
・アウトプットする際は、出し惜しみするな
多くの会社員は、外部に対してアウトプットする機会がとても少ないのではないかと思いますが、これはアウトプットする人にとってはチャンスです。
アウトプットし続ければ、それだけ人の目に留まり、チャンスを掴める確率を高められる。アウトプットの形はなんでも良い。まずは小さなことから始めてみましょう。
追記:2018/8/25
ふろむださんの著書、「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」と、本ブログの内容(もしくは自分の考え)が非常に近しいと感じたので、別途まとめようと思います。